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神の時代

父なる神の命を受け、それぞれ世界を創造することとなった女神のアルテアとベスティネル。アルテアの創り出したアルチェリンガは美しく豊かであり、父なる神は大いに称賛した。しかし、嫉妬に狂ったベスティネルはアルテアに堕落の毒を盛り、自身が創り出したミストランドへ逃亡した。深い眠りへと落ちたアルテアは、夢の中でアルチェリンガを基にアルテイア大陸を創り出した。アルテイアとミストランド、2つの大陸は巨大石碑の扉で隔てられ、その扉を守ることがアルテイア大陸に暮らす古代生命たちの使命とされた。

竜の時代

堕落の毒は女神が創り出した生命にも悪影響を与え、女神と密な関係であった一部の古代人も、毒に侵され堕落してしまった。堕落した古代人がモノリスの扉を開くと、ミストランドより来たビヨンドドラゴンがアルテイアを襲撃し、大々的にその魔の手を伸ばした。アルテイア大陸の守護者であったエンシェントドラゴンとケイオスドラゴンは、ビヨンドドラゴンと熾烈な戦いを繰り広げ、なんとか侵略者を討ち破ることができた。しかしその代償として、ケイオスドラゴンも堕落の毒に侵されることになった。苦渋の選択を迫られたエンシェントドラゴンはやむなくケイオスドラゴンを殺したが、自身も重傷を負ってしまった。死の間際、ケイオスドラゴンは己を7つの宝玉の欠片と化した。その宝玉の欠片に再び悪しき行いをさせまいと、エンシェントドラゴンも己の身体を2つの宝玉と1つの小さな欠片と化し、世界に散りばめた。

古代人の時代

堕落の毒による侵食が進むにつれ、エルフ族の生命の木は徐々に枯れて行く。エルフ達を助けるため、善良な古代人は莫大な魔力が秘められているコアを彼らに贈った。
時を同じくして、アルテイア大陸上ではケイオスドラゴンの宝玉の欠片のひとつであるレッドドラゴン、ルビナートがアイルン島で産声を上げた。しかし、テル・ヌマラでイエロードラゴンと化したもう一つの欠片は、未だに眠ったままだった。
古代人の指導者であるアルノは偶然にシルバードラゴンに出会い、驚愕した。その存在自体に驚くと同時に、ドラゴンの持つ広い知識と強大な力に感服したのだ。アルノはなによりも知恵のある者という意味を持つ、アルゼンタの名をドラゴンに与えた。互いに認め合っていたアルノとアルゼンタはその後も絆を深めていく。
やがて、北部のハーフリングからほど近い場所で、ケイオスドラゴンの宝玉の欠片の1つであるホワイトドラゴンが目覚めた。また、古代人がシードラゴン・サフェントラを創り出した。
堕落した古代人が増えるにつれ、知識と力を手にするための研究や危険な実験が横行するようになり、指導者であったアルノさえも堕落してしまった。立て続けに誕生したシードラゴン・サフェントラとブラックドラゴン・カーラスだったが、予想通りの力を持っていなかったサフェントラは封印され、一方で束縛から解放されたカーラスは自ら復讐を始めた。
堕落した古代人は狂気に囚われ、ついには巨大石碑の扉を開き、アルテイアとミストランドを繋ぐという暴挙を企てた。指導者アルノの指揮により、女神ベスティネルの欠片である少女ルナリアがアルテイアに召喚された。ルナリアは古代人の要求に従いアルテイア側の扉を開いた後、姿を消した。
巨大石碑の扉が開かれると、堕落の毒が再びアルテイアへと流れ込み、大陸中が危機的な状況に陥った。妻の助力により自我を取り戻したアルノは、これまでの自分の行いの愚かしさを悟り、巨大石碑の扉を閉じると固く決意した。
巨大石碑の扉を封印するには、膨大なエネルギーが必要であった。そこで、アルノは女神の力を持つ古代人を利用することにした。そして、女神の予言と古代人の知識を後世に伝えるため、たった一人の娘であるガハラムを残すことにした。アルノは3日のうちに一族の者をすべて呼びよせ、自分を含めた全員の血肉を使い、封印石を作り出した。
そして、シルバードラゴン・アルゼンタも己が持つエンシェントドラゴンの力の大半を封印石に注ぎ込み、ようやく巨大石碑の扉は閉じられた。巨大な衝撃により、古代人の町は深海へと沈んでいった。この大厄災の後、少数の生き残りを除いて、古代人はほぼ絶滅したと言える。

賢者の時代

レッドドラゴン・ルビナートに出会ったシルバードラゴン・アルゼンタは、人類との交流を深めることを提案した。
そのとき、賢者と呼ばれたビシャス・アルノビウスが大陸に姿を現し、人々に古代人の知識を広めていた。人類はたちまち己の文明を築きあげ、最初の国であるセレネーゼが作られた。しかし、人々をブラックドラゴン・カーラスの魔の手から守るため、ビシャス・アルノビウスは己の命を犠牲にし、ブラックドラゴンを倒した。
やがて、賢者の2人の弟子であったジャコブとマリオンは、見解の違いによりそれぞれの道を行き、クレリック教団とフェアリスター魔導士団を作りあげる。
レッドドラゴン・ルビナートがセレネーゼに己の知識を伝えたため、王国は繁栄を極めた。
そして、小さなビヨンドドラゴンの欠片を発見したルビナートは、それを利用してランクロウという人間を創り出していた。

赤き王の時代

ルビナートにより、セレネーゼは地獄のような炎に見舞われ、日に日に国力が衰退していた。かつてはセレネーゼの貴族であったフェザーの統率の下、セレネーゼは滅亡する。その後、フェザー王朝はアレンデルにて、初めてエルフ族と国交を築いた勢力となった。フェザーがもたらした水の宝玉を通じて、エルフ達はフェザー王朝に協力し、かつて海底に沈んだシエナガを再び陸へと引き上げ、その地をロータスマーシュと名づけた。
ハーフリングでホワイトドラゴンと出会ったレッドドラゴン・ルビナートは、ホワイトドラゴンにアイオナという名を与え、アイオナはケイオスドラゴンから受け継いだ記憶と知識をルビナートに与えた。
フェザーは北部王国の王位について大陸全土をまとめ、フェザー王朝はアルテイア初の統一国家となった。そしてフェザーは人々から、「征服王」と呼ばれるようになった。
そのとき、当時ロータスマーシュの開拓に用いられた水の宝玉は、フェザーが水の精霊から奪ったものであったと知ったエルフの女王は、人間との国交を断った。
そして、再び姿を現したルナリアが巨大石碑の扉を開いた。フェザーとメリエンデル、そしてルビナートは巨大石碑の扉を閉じるために戦った。しかし、戻って来られたのはフェザーだけだった。
アルテイア自体が女神の夢の世界を基にしていることを知ったフェザーは、この偽りの夢の世界を破壊することを心に決め、腹心とともに第一線を退いた。統一されていた王国は混乱の一途をたどることとなった。

戦乱の時代

フェザーが姿を消してから各地で独立の声が高らかに上がり、大陸は混乱を極めた。そのとき、ロータスマーシュの近くでケイオスドラゴンの欠片のひとつであるグリーンドラゴンが目を覚ました。
また、ドラゴンを崇拝する竜の使徒の教団が各地で悪事を働き、アルテア教団から邪教と定められた。同時期、アルテア教団とフェアリスター魔導士団の間で魔導戦争が勃発する。しかし、ブラックドラゴン・カーラスが再びその姿を現したことで、どちらも早々に剣を収めた。
エンシェントドラゴンの宝玉の片割れがアルゼンタによりゴールドドラゴンとして呼び覚まされ、人間の少女からジェレイントと名づけられた。アルゼンタの導きにより己の力をコントロールできるようになったジェレイントは、ケイオスドラゴンを封印するため各地を巡ることになった。ジェレイントは、ロータスマーシュで悪事を働いていたグリーンドラゴンを封印し、グリーンドラゴンの宝玉の保管をパドゥ族に任せた。
その後、アルゼンタとジェレイントはハーフリングでホワイトドラゴン・アイオナと出会った。彼らはアイオナがまだ汚染されていないケイオスドラゴンの宝玉であり、その不完全な力で竜の間の戦いに臨めないと判断し、その場を後にした。

騎士王の時代

カシウス王国が建国され王都を黒木の砦と定めた後、その地をセントヘイブンと改名する。カシウス1世は騎士王と呼ばれるようになった。
イエロードラゴンを討伐を果たし国に戻ってきた騎士王はほどなくしてこの世を去り、カシウス2世が王位を継承する。
フェアリスター魔導士団の当時の団長の子であったカラハンは、禁忌の魔法を研究したことにより魔導士団から追い出されることとなった。
また、ガリーマ村に火を放った竜の使徒と王国警備隊が衝突する。
カシウス王国は建国記念日にトーナメントを開き、頭角を現したベルスカードが王国から王国騎士団の一員となる栄誉を授かった。
セントヘイブンを訪問したジェレイントの提案の下、ブラックドラゴン討伐隊が設立された。後の「六英雄」の集結である。ちょうどその頃、シードラゴン・サフェントラが暴威を振るうようになった。サフェントラを討伐した「六英雄」は、その名を瞬時にとどろかせた。
その後、「六英雄」はブラックドラゴン奇襲戦において大成功をおさめ、見事カーラスを撃破した。戦いの後、ネルウィンは新たなエルフの女王となり、ナルシリアという名を得る。
また、カーラはフェアリスター魔導士団の新たな団長として着任し、テラマイもアルテア教団の教皇の位に就いた。

警戒の時代

ブラックドラゴン奇襲戦の後、ジェレイントとアルゼンタは大陸中を巡り、テル・ヌマラで復活を遂げたイエロードラゴンを倒した。
レイア伯爵が襲撃されたことにより、オーク族はロータスマーシュから出ることを禁じられ、オークに対する人々の差別が速度上昇した。
カシウス2世がこの世を去ると、アレシウス1世が王位を継承した。同時に、賢者の残した言葉通り、預言者の誕生を告げる「誕生の星」が姿を現し、各勢力が動き出す。我先に預言者を手に入れようとした魔物の大群と赤き軍隊がキャデラック関所に攻撃を仕掛けたのである。同時に、竜の使徒がセントヘイブンで暴動を起こした。この時に初めて、竜の使徒の勢力が王国全域に広がっていたことが知られるようになる。そして、預言者の誕生を感じ取ったアルゼンタもこの地へと急ぎ戻った。
時を同じくして、プロフェッサーKはテル・ヌマラで自らが発見したエンシェントドラゴンの宝玉の欠片を使い、デイジーという少女を創り出し、実の孫娘同然に育てた。
アレシウス1世が夭逝すると、少年王であるカシウス3世がカシウス王国の国王として即位した。